|
2000/9/18
スロバキア*のクーカン外務大臣とOECDのジョンストン事務総長は、OECD本部で式典において、スロバキアがOECDの30番目の加盟国になるための条件を定めた協定に署名しました。
この協定は批准のためにスロバキア議会に提出されますが、この手続には約2ヶ月かかる見込みです。その後、協定はスロバキア大統領による署名が必要で、OECD条約への加入書を条約の寄託者であるフランス政府に寄託することによりスロバキアのOECD正式加盟の運びとなります。
ジョンストン事務総長は、OECD理事会とミクロス副首相が率いるスロバキア代表団に対し、この署名式典は1991年に始まった中欧へのOECD加盟国拡大の時代が完了する歴史的出来事であると述べました。同年、OECDは「移行期のパートナー」計画を開始し、同地域の諸国が市場経済に必要な制度及び法律や規制面の機構を構築するための支援を行いました。
1995年から1996年にかけて、チェコ、ハンガリー、ポーランドがOECDに加盟しました。しかし、これら近隣三国とほぼ同時期の1994年にOECDへの加盟を申請したスロバキアとの交渉には時間がかかりました。この交渉は本年に入って終結し、OECDはスロバキアに対してOECD加盟への正式招待状を2000年7月28日に発行しました。
ミクロス副首相は、ジョンストン事務総長の歓迎の挨拶に応えて、この署名式典は「OECD全加盟国を繋いでいる価値と原則−市場原理と民主主義−を分かち合うことをスロバキアが希望し、その用意があること表している」と述べました。また同副首相は、OECDへの加盟はスロバキア経済の変革プロセスの一段階に過ぎないことをスロバキア政府は認識しているとして、「我々は、スロバキア経済の更なる自由化と開放の道を歩みつづけ、民主的で繁栄したOECD加盟国の中でスロバキアをしっかりと定着させなければならない。」と述べました。
*スロバキアは、人口530万人、面積49,035平方キロメートル、人口密度が一平方キロメートル当たり約109人で、これらの数値はハンガリーと似ており、EUの平均よりやや低い。オーストリア、チェコ、ポーランド、ウクライナ、ハンガリーと国境を接している。
|