本書はSchooling for Tomorrowシリーズの最新号で、OECDがこれまでに発表した教育の未来のさらに先を分析したものである。シナリオをどのように開発し、それを政策と実践が直面する課題に取り組むためにどのように用いるかを議論している。各章ではビジネス業界で用いられるシナリオ思考の卓越した代表者であるJay Ogilvy氏や、学校改革の先駆者であるMichael Fullan氏を初めとする、権威ある研究者の見解と実践に非常に役立つ教訓を収録している。こうした教育以外の分野で用いられるシナリオアプローチを詳細に扱うことで、教育関係者にも有益な資料となっている。このアプローチによって、英国、カナダなど4か国における教育の「将来を考え実行する」イニシアチブの事例を関連づけることができる。こうしたイニシアティブは、OECDの積極的な関与と相まって、教育議題に長期的な判断を取り入れるため、先駆的な各方面の関係者を新たな方法で一つの場所に集めることができた。