OECD国際学生評価プログラム(PISA)の2003年の調査では、読解力、数学、科学、問題解決の各分野における学生の学力に関するデータを収集すると同時に、学生の生育環境、家庭のあり方、学校の要因といった成績に影響を及ぼしうる学生の学習環境についての情報も収集した。最初の調査結果は以下の報告書として出版されている。
● Learning for Tomorrow's World
- First Results from PISA 2003
(OECD, 2004)
● Problem Solving for Tomorrow's
World - First Measures of Cross-Curricular
Competencies from PISA 2003 (OECD,
2005)
本書はPISA2003データベースを理解し、データを収集、処理するために用いられた複雑な方法に従って分析を行うために必要なあらゆる情報を収めており、研究者には必須のツールである。PISA2003のデータの分析方法について詳細な情報を収録しており、研究者は最初の結果を検証したり、更なる分析を行ったりすることができる。本書に収録されている項目は以下の通り。
● 序章では、PISAデータの分析に必要な統計の理論と概念を解説する。また複製したウェイトをどのように適用し、信頼できる数値を用いて分析を行うかを示す章も掲載。
● SPSSの完全なシンタックスを提供する実例
● OECD PISA 2003国際データベースの包括的な解説
PISA 2003データベースは、2003年に収集した41カ国の学生の成績に関するミクロ・レベルのデータから構成されており、併せてPISA
2003の質問事項とテストの問題に対する生徒の反応も収録している。PISAのウェブサイト、www.pisa.oecd.orgからダウンロードできる。