新興経済諸国
Learning for Tomorrow's World: First Results from PISA 2003
OECD code
962004121P1
ISBN
9264007245
Language
English
Medium
Paperback
Price
\ 7,700
Medium
生徒は、将来の課題に取り組むための準備をしているだろうか。自分の考えを効果的に分析し、理由付けし、他人に伝えることができるだろうか。生涯学習を継続する能力を身につけているだろうか。これは親、研究者、一般人、教育関係者が常に問いかけていることである。
OECD国際学生評価プログラム(Programme for International Student Assessment, PISA)は、これらの疑問にいくつかの回答を与えている。PISAの調査は、義務教育修了間際の生徒が、社会に問題なく参加するうえで必要不可欠な知識と技能の度合いを評価するものである。最初のPISA学力調査は2000年に行われた。その結果から、自国の15歳の生徒の成績が他国に比べて、場合によっては数学年分、あるいは教育投資が高いにも関わらず相当に遅れていることを知って非常に落胆した国もあった。またPISA2000では学校ごとに成績の差があることに注目し、学習機会が平等に与えられているか否かに懸念を示した。
その後変化はあったのか。本書はPISA2003の学力調査の結果を示す最初の報告書である。この報告書は各国の数学、科学、読解力のテストの成績を示すだけではなく、生徒の学習意欲、自分に対する自信、学習戦略などを含む広範な挙育の成果を調査している。成績の男女差や社会経済的背景による差がどの程度かを検証し、さらに家庭や学校における知識の開発に影響を与える要因、それがどのように相互に関連しているのか、政策立案にどのような意味を持つのかなども明らかにしている。最も重要なことは、本書は好成績の国に注目すると同時に、平等な学習の機会を提供している国にも焦点を当てていることである。これらはともに注目すべき成果であり、他の国々もこの課題に取り組むべきであるかが問われている。