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Energy Policies of IEA Countries
Austria: 2007
OECD code
612007211P1
ISBN
9789264030756
Language
English
Medium
Medium
Price
\10,400
Medium
2002年に行われた前回の審査で、オーストリアのエネルギー政策にはすでに多くの前向きな改善点が見られた。今日、オーストリアは再生可能エネルギー供給においてはIEA加盟国中で最も高いシェアを誇り、それによってエネルギー安全保障も増し、CO2排出量も減らしている。発熱と発電においてバイオマスを活用することにおいても、大きな進歩を遂げた。それでもまだ、多くの課題が残されている。
2007年に行われた気候戦略の見直しは評価に値するほど現実的であるが、それで十分なのか、また再生可能エネルギーとエネルギー効率とはその中でバランスが取れているのか、といった不確定な部分が残っている。オーストリアは高い目標を掲げて再生エネルギーの増産を強力に推進しているが、エネルギー効率の面にはそれほど熱心に取り組んでいない。再生エネルギーの目標を達成するには、その供給を二倍に増やさなければならず、必然的にコストが大幅に増加する。エネルギー効率に関しては、オーストリアは効率的な建築開発の分野では先駆的であるが、その実施、特に建築基準法改正への意欲の欠如と意見の相違があることが懸念される。総じて、エネルギー事情は近年厳しさを増しており、政府はこの傾向を逆転させることに焦点を当てざるを得ない。
エネルギー市場は早い時期に自由化されたにもかかわらず、効果的な競争は行われていない。その理由の一端は、独占的な既存の業者、不透明な価格設定、利益の衝突に対する脆弱な規制制度といった、制度的な弱点にある。
この審査では、オーストリアのエネルギー政策全体を分析し、取り組むべき主要課題を明らかにしている。本書は改善に向けた提言を収録しており、より安全でクリーンなエネルギーの未来に取り組むオーストリアの政策当局にとって重要な指針である。
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