貿易金融は国際貿易に欠かせないもので、世界の公的輸出信用機関はそうした金融の提供、貸与、保証、保険を通じて重要な役割を果たしている。本書はOECD加盟国と非加盟国の公的輸出信用制度について総合的に解説したものである。本書で取り上げられている制度が、世界各国政府によって提供されている輸出信用の圧倒的多数を網羅することになる。
本書には、最新の公的輸出信用協定も収録されている。これは、公的輸出信用の提供規制で、世界貿易機関(WTO)の補助金及び相殺措置に関する協定(Agreement on Subsidies and Countervailing Measures, ASCM)で認められている。この協定の規律では、特に公的融資、最長償還期間、最低リスクプレミアム料率、信用供与期間2年以上のプロジェクト、製品、サービス販売に対する貿易関連援助を取り扱っている。この他、特定事業に対する金融取引の柔軟条件と再生エネルギー、水プロジェクトに関する補完的取り決めも収録している。
さらに、公的輸出信用と加盟国政府や市民社会の幅広い関心事である環境問題、賄賂の根絶、重債務貧困国の債務の持続可能性などの相互の関係について、OECD Working Party on Export Credits and Credit Guaranteesが行っている重要な作業の情報も提供されている。この関係で、2003年末にOECD理事会で承認されたOECD Recommendation on Environment and Officially Supported Export Creditsも、本書に収録されている。
SET:Export Credit Financing Systems in OECD Member Countries and Non-Member Economies: Including the 2001 binder plus the 2002, 2004 and 2005 Updates
ISBN: 9264036474 \ 20,500
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