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OECD e-Government Studies
Denmark
OECD code
422006051P1
ISBN
9264012346
Language
English
Medium
Paperback
Price
\5,600
Medium
デンマーク政府は過去数十年にわたりICTを活用してきた。他のOECD加盟国と同様に、1970年代から80年代には、プロセスの自動化を通して公共行政の効率化の達成に主に焦点を当ててきた。その後1990年代には、ICTの可能性を開拓する方向に移行し、90年代後半までにはe-ガバメントと呼ばれるものを開発した。この新たなアプローチが、ICTの公共行政の改善に果たす可能性について、より一層の理解を広めた。今日では、デンマーク政府は公共部門全体に及ぶe-ガバメント・プログラムを精力的に推進している。
デンマークはe-ガバメントを大きく進歩させてきた。2003年の欧州委員会のeEurope標準化作業において、デンマークのそれは公共サービスの全てをオンラインで利用できるという点で一位に、そしてこれらサービスの精巧さという点では二位にランクされた。2004年には、EUの評価に従って、デンマークの市民及び企業向けのオンライン公共サービスは、総合的に見て、ヨーロッパで最も「洗練されている」(例えば最多の双方向性を可能にしている)と認められた。その他の国際的なe-ガバメントの達成度の評価においても、デンマークは常にe-ガバメントの先進国と見なされている。
しかしそれにもかかわらず、デンマークのe-ガバメントは様々な問題に直面している。例えば、1) 中央政府と地方自治体との間で責任分担をめぐって再編が行われている時期にe-ガバメントの推進力を維持すること、2) e-ガバメント・プログラムの目的と見通しについて政府各機関の認識と理解を高めること、3) 様々な政府機関と中央、地方政府間でe-ガバメントについての協力関係を強化すること、4) e-ガバメントの中央政府が行う調整と地方政府が行う実施との的確なバランスを取ること 、などである。
現在デンマークが抱えるe-ガバメント全体を巡る課題は次のようなものである。大きな組織改革と緊縮財政の時代において、どのようにしてより効率的で利用者の立場に立った公共部門を開発できるのか。E-ガバメントの目標に向けて、より経済の競争力を高め、デンマークの情報社会を活気に満ちたものにするべく、進歩を維持、あるいは加速することはできるのか。
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