|

アフリカ経済見通し2007
2007/05/14
アフリカ経済見通し(African Economic Outlook )2007年版は5月14日、OECDフォーラムにおいて発表されました。
アフリカ経済展望(AEO)は、年に二回エコノミック・アウトルックを発表しているOECDの専門知識と、アフリカ開発銀行のアフリカ経済に関する知見を統合させたものです。AEOの目的は、毎年、アフリカ諸国の最近の経済情勢と今後予想される短期的動向の分析を行うことです。AEOでは、共通の枠組みに基づいた国別分析、シンプルなマクロ経済モデルによる2007年および2008年の見通し、社会および政治的背景の分析を提供しています。また、世界経済の中にアフリカ経済の発展を位置づけて、アフリカ諸国の今後の見通しを各国比較できる総論の他、巻末には統計付録を収録しています。
2007年版の特集は、飲料水と衛生設備へのアクセスです。1990年から2004年に毎年約1000万人の人々が飲料水へのアクセスを得ていますが、サブ・サハラ・アフリカでは、人口増加が一層急速で、アクセスを得られない人々の全体数は同時期に6000万人増加しました。その結果、サブ・サハラ・アフリカにおいて2015年までに水に関するミレニアム開発目標(MDG)を達成するには、飲料水にアクセスできる人の数を三倍にする必要があります。
衛生設備の状況は、アクセス面および1990年以降の進展が限定的であった点でさらに深刻なものとなっています。前進するためには、制度面での野心的な改革、法的枠組み、インセンティブの構造を変化させる政策が必要です。
飲料水と衛生設備へのアクセスを同時に拡大することを持続可能にしながら、経済成長を促進し生態系のニーズを満たすには、包括的で統合的なアプローチが必要です。また、現地、特に水管理の大部分を担っている地方レベルでの能力強化、進展をフォローするモニタリング・メカニズムの開発、修正のための方策を必要な場合に採用することにおいては、改善が必要です。
資金調達は、依然として全ての関係者にとって中心的問題となっています。政府予算と開発援助は概ね、必要とされる投資規模をカバーするには不十分なものにとどまっています。また、国営の水道会社は、財政的に持続可能なシステムを確立できないでいます。代替手段である民間参入についても期待外れなものとなっています。
詳細を見る
|