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開発

開発協力報告書2007年版

2008/02/14

2006年の開発援助委員会(DAC)加盟国による政府開発援助(ODA)総額は1,044億米ドルとなり、2005年に比べ4.5%減少しました。実質ベースでは1997年以降初めての減少です。その一方、援助国、被援助国ともODAの質と効果を高める多大な努力を行っています。例えば、健康や基礎教育の分野では援助の供与・管理の面で顕著な改善が見られています。

「開発協力報告書2007年版」は、これまでの報告書と同様に、DACが創設時から活動の中で最も重視してきた公開報告をその特徴としています。2008年には主要な国際的イベントが控えているだけに、公開報告の重要性は一層明らかとなっています。本書は、この1年の開発協力に関して、世界で最も包括的な統計を提示するとともに、こうしたデータの持つ意味に関する分析も行っています。

第1章はDAC議長の視点から見た近年の援助努力に関する一種の「通知表」、第2章は援助の効果的管理に関するピアレビューから得られた主な教訓を提示しています。第3章は、援助効果を高めるためのDACの取り組みを文脈に沿って取り上げています。具体的には、援助効果のコンセプトが健康分野でどのように実行されているか、被援助国がオーナーシップを持つ開発手法の中で人権、ジェンダー、環境などの重要問題にどのように対処できるかについて取り上げています。

最終章では、各DAC加盟国の援助計画と援助実績について手短に紹介するとともに、他のOECD諸国や比較可能なデータのあるOECD以外の重要な援助国についても紹介しています。

本書は、DACとその様々な補助機関の活動についても簡単に紹介しています。最後に、付属の統計には入手可能な最新の詳細な援助統計が掲載されています。

リチャード・マニングDAC議長のコメントより抜粋
「変化に富んだ時期に開発援助委員会(DAC)の議長を務めたのは幸運なことと受け止めています。貧困国への国際的な懸念は当然ながらこれまでになく高まっています。進歩の余地は比較的大きく、開発コミュニティは新たな環境によってもたらされるより効果的な援助のチャンスに対応して――徐々に、かつ、本章が示唆するように依然として緩やかではあるものの――方針転換を図っています。DACは、ODAの量と中身に関するOECDの特質とも言える透明性の高い報告を通じて、援助効果を高める多くの取り組みを通じて、また、共通の政策を構築する活動を通じて、この方針転換を促進する上で大きな役割を果たしています」

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