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OECD、教育局を新設

 

2002/07/25

ドナルド・ジョンストンOECD事務総長は、OECD事務局内に教育局を新設することをを発表しました。これは、市民や政府のニーズに応じてこの分野におけるOECDの活動を強化しようという動きの一環です。

カナダの元閣僚で、長年にわたり教育問題に関心を持っているでジョンストン事務総長は「教育はOECD加盟国の優先課題であり、OECDがこの分野で果たす役割は益々重要なものになっている」、「社会の最も重要な投資は人々の教育に対するものだ。我々は、健全な教育の欠如という問題を抱えている。我々は健全な教育があれば繁栄する。」と述べました。

教育局長にはオーストラリア人のバリー・マクガー教育・労働・社会問題局次長が就任します。

教育に関するOECDの活動で主要な要素となっているのは、生涯学習を全ての人々にとって現実のものとする戦略です。これには、生涯学習への投資の障壁に関する研究、教育学や学ぶ場所の観点から学習へのアクセスを確保するための戦略が含まれます。

また、二つ目の主要要素として、教育システムの数値指標の構築と開発が挙げられます。これには、全てのOECD諸国と幾つかの非加盟国で15歳の生徒を対象に読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシー、広範な科目を超えた能力を調査した学習到達度調査(PISA)が含まれます。

マクガー局長によると、教育局では特に生涯学習、人的資本の構築、社会における教育の役割といった問題に重点が置かれる見込みです。「OECD諸国における早期教育の基礎の質は国によってまちまちです。PISAはそれを明確に示しています。しかし、国民の技能の向上に向けた国の努力はそこで止めるべきはありません。仕事や生活における技能に対する需要は変化します。誰でもアクセスできる効果的な生涯学習は必要不可欠です。」

マクガー局長は、1998年にOECDでの勤務を始めましたが、それ以前は、メルボルンの独立非営利法人であるオーストラリアン・カウンシル・フォー・エデュケーショナル・リサーチ(1930年設立)のエグゼクティブ・ディレクターでした。更に以前は、西オーストラリアのパースにあるムルドッホ大学の教育学の教授でした。同局長は、豪州クイーンズランド大学を化学専攻で卒業した後、心理学を学び、米国イリノイ大学で教育心理学および計量心理学の博士号を取得しました。

同局長は、高等教育向けの選考方法を含む、高等学校におけるカリキュラムと評価の問題について広範な経験があります。同局長は、オーストラリアの二つの州におけるこれらの問題を調査する政府レビュー委員会の議長を務め、別の州では公的協議文書や推薦レポートの評論家及び著者としての実績があります。

OECDでの勤務を開始してからの同局長の責務は次の通りです。英国の資格・カリキュラム機関が任命するAレベル基準に関する独立委員会会員三名の内の一人、情報通信技術の評価の枠組みを構築するために米国の教育テストサービスが招集したグループのメンバー、アイルランド国際資格機関メンバー、国際バカロレア学術委員会会員、ロンドン大学教育研究所評議会会員。

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