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情報通信技術

スパム対策調整のためのOECD作業部会

2004/08/12

OECD諸国は、政府や実業界、市民社会の努力を結集し、スパム(迷惑メール)問題に対処するこれまでで最も総合的、戦略的、包括的な対策を練り上げるための作業部会を設置しました。

スパムはオンラインに対するユーザーの信頼感低下、生産性の低下、コンピュータウイルスの拡散、全当事者のコスト増加をもたらすものであり、スパムを撲滅するには緊密な国際協力が不可欠です。現在、多くの国ではいくつもの機関がスパム対策を所管しています。

本OECD作業部会では優先的な分野への活動の絞り込みや異なる政策当局間の調整の改善に取り組んでいくことになります。その主な目標としては、スパムを撲滅するための国際的な政策対応の調整、産業界や実業界におけるベストプラクティスの奨励、技術的なスパム対策の強化推進、消費者の意識向上・理解促進、国境を越えた法執行の促進などが挙げられます。このイニシアティブは先進国にも開発途上国にも資するものです。

本作業部会新設の背景には、OECDがその広範かつ包括的なアプローチ、学際的な専門能力、非加盟国との連絡ネットワークなどにより、国内・国際レベルのスパム対策を調整・補完する理想的な条件を備えているというコンセンサスがあります。

本作業部会は二年をかけて、あらゆるセクターの既存・新規のスパム戦略に関する調査、実際的なスパム防止戦略・取り決め・対策などに焦点を絞り込んだスパム防止「ツールキット」の開発とその促進、スパム撲滅へのグローバルな取り組みを支援するための啓蒙戦略の立案等を行うことになっています。

スパム撲滅への取り組みの一環として、OECD諸国は2004年9月8〜9日に韓国・釜山で国際スパムワークショップを開きます。このワークショップは、欧州委員会の主催により2004年2月2〜3日にブリュッセルで開かれた第一回「OECDスパムワークショップ」に続くもので、スパムに関するOECD作業部会の優先課題について公開討議されることになっています。

釜山ワークショップは韓国情報通信省の主催により開かれ、各国の政府、産業界、市民社会、大学等から関係者が参加します。ワークショップにはメディア関係者や一般の方も参加可能ですが、事前の登録が必要となります。主な討議のテーマは以下の通りです。

  • 「OECDスパム防止ツールキット」開発の次のステップ
  • ネットワーク管理上のソリューションによるスパム削減
  • 認証と技術ツールの利用によるスパム削減
  • 携帯電話やインスタントメッセージ(IM)上のスパム削減方法
  • アジア太平洋経済協力会議(APEC)諸国・地域やOECD非加盟国全般との協力強化

 

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