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中国がOECD科学技術政策委員会にオブザーバーとして参加

 

2002/3/14

 OECDは、中国が科学技術政策委員会(CSTP)にオブザーバーとして参加することを認めました。CSTPは、研究や技術革新のための資金調達、産業と科学との間の関係促進から、遺伝子関連の発明への特許付与や大規模科学ベンチャーにおける国際協力に至るまで、幅広い政策課題に取り組んでいます。OECDには、政府代表によって構成され、政府間協力を支援するOECDの活動の柱となっている数十多くの委員会が置かれていますが、中国がオブザーバーとしての参加を求め、それが認められたのは今回が初めてです。

 OECDは1995年以来、中国との対話と協力を行っています。協力は広範な問題にわたっており、構造改革のための政策提言も発表されました。最近の政策提言では、中国のWTO加盟との関連状況の中で、貿易と投資の自由化に重点が置かれています。

 過去20年の急速な経済成長によって、中国は世界のGDPに占めるシェアで第3位の経済大国になるとともに、ハイテク産業でも世界の重要なプレーヤーとなっています。情報通信技術(ICT)機器の生産では、2000年には世界第3位であとなり、10年以内にトップに立つと予測されています。中国は科学技術の分野でも重要なパートナーであり、過去に優れた実績を持つとともに、質の高い研究開発要員の世界有数の宝庫でもあります。科学技術と技術革新は、2001年から2005年までの5ヶ年計画でも重点強化分野とされています。

 開発途上国として、中国は、科学技術分野のインフラをさらに強化しつつ、それインフラを利用して生産性、技術革新、社会福祉を向上させるという課題に直面しています。中国の研究開発費の対GDP比は、OECDの基準からするとまだ低水準にとどまっていますが、上昇し続けています。科学技術分野へのインプットの規模と効率性を改善し、研究開発と技術革新における企業の役割を拡大し、サービス部門を含めた経済全体にわたる技術の普及と利用を促進するには、構造・制度改革が必要とされています。徐冠華科学技術相は、OECD事務総長宛ての書簡の中で、中国がCSTPのオブザーバーになることで、政策討議やベストプラクティスの特定を通じて、OECD各国の経験から学べるばかりでなく、科学、技術、技術革新を中国経済発展に寄与させようとする政府の努力に弾みをつけることができるとの考えを表明しています。

 中国がオブザーバーとして参加する初の会合は、2002年3月19、20両日にパリで開かれます。現在、アジアの他の4つの国・地域(香港、インド、シンガポール、台湾)もOECDの様々な機関でオブザーバーとなっています。

 

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