開発援助:最近の傾向のスナップショット(1)
YASMIN AHMAD
DEVELOPMENT CO-OPERATION DIRECTORATE
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減少傾向
ODAは著しく減少している。事実1997年のODA額はDAC加盟国GNPの0.22%に過ぎず,ODAの理念が1960年代に導入されて以来の最も低い水準である。これに対し,民間の資金流動は第1図が示すように,受入国への対外直接投資の流入を反映して,近年急増している。しかし,この数字はアジアやラテン・アメリカの危機による民間の資金流動(特に対外直接投資)への影響を充分に反映していない。
アジアが受取リストのトップを占めている
過去2年間における援助供与国からの2国間援助の受け取り額が最も大きな国2つはアジアにあり,インドネシアと中国であった。アフリカ最大の被援助国エジプトがその次に位置する。1996〜97年の2国間ODA総額は430億ドルになっている。DAC諸国からのパートU諸国への2国間公式援助(OA)は1996〜97年,40億ドルを少し超えた。
サハラ以南アフリカ諸国のシェア
DACの地域別データを見ると,サハラ以南のアフリカ諸国がDAC加盟国からの2国間ODAの24%という最大のシェアを受け取っていることが明らかである。これはこの地域で一人当たり,平均17ドルになることを意味している。この地域での金額的に最大の受領国はモザンビークで61,300万ドル受け取っている。タンザニアはこれに次ぎ59,800万ドルを受け入れている。サハラ以南のアフリカでの最少の受入国はセイシェルで,800万ドルである。
援助は実際どのように使われているか
援助パターンはある国の経済発展段階を反映している。部門別にも分かれているOECDのデータは,以下のことを示している。最も貧しい国への援助は,教育,保健,給水,衛生を中心とする社会計画を焦点としている。それから,輸送やエネルギー・プロジェクトのような経済基盤を対象とする。これらが混合される度合いは,それらの国が新しい社会経済事情に応じ,所得水準を上げるに応じ変わっている。例えば,ブラジルへのDAC諸国のODAコミットメントの約半分は,環境保護や債務救済に向けられるようになった。
(1) 被援助国への資金の流れ,印刷およびCD-ROMでの公刊されたものに基づく。開発援助委員会のデータ・ベースはhttp://www.oecd.org/dac/htm/onlin.htmbへの申込みにより,オンラインでアクセスできる。
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